本格中華料理店でやってる肉を柔らかくする方法公開
本格的な中華料理で炒め物などを食べた時に、肉が柔らかいって感じたことがあると思います。
いい肉を使っているの?って思った方!実はそうでもないんです。
中華料理の炒め物では、野菜がシャキシャキで肉が香ばしく柔らかい状態を理想とします。
肉がバサバサしたら美味しくないですもんね。
そこで、中華料理独特の調理法で肉を柔らかくしているんです。
家庭にあるもので簡単に出来るので、是非お試しください。
肉を柔らかくする方法の解説
今回は中華料理で肉を柔らかくする方法を2通り紹介します。
1:重曹を使って柔らかくする方法。
重曹を加えると、肉がアルカリ性になることで、肉の繊維が開き、水分を吸収する状態になり、そこへ加水を行いジューシーな柔らかさにする方法です。
ただ基本的に味のない水を加水させるので、肉の味が薄くなってしまいます。
そこで調味料を加えてバランスを取ります。
また加水したままだと、加熱した際にたんぱく質の凝固により細胞が収縮して水分が肉汁として出てしまうので、卵の凝固作用を利用して肉汁を細胞内に留め、更に片栗粉のデンプンで表面をコーティングして肉汁の流失を防ぎます。
2:野菜の酵素によって柔らかくする方法。
ステーキ肉を玉葱のすりおろしやフルーツでマリネして柔らかくする方法と一緒です。
主に厚みのある塊の肉などでこの方法を使います。
では早速レシピに行きましょう。
牛/豚/鶏肉 炒め用
チンジャオロースや野菜炒め用
分量
a牛/豚/鶏肉 |
200 | g |
a重曹 | 1 | g |
a生姜汁 | 10 | g |
a塩 | 0.5 | g |
a料理酒 | 10 | g |
a味の素 | 1 | g |
a上白糖 | 1 | g |
a醤油 | 3 | g |
①水 | 10 | g |
b溶いた卵 | 15 | g |
c片栗粉 | 15 | g |
dサラダ油 | 5 | g |
工程
①aの材料を全てボールに入れ、液体が肉に染み込むまで手で混ぜる。
②①のボールにbの卵を加えて、全体に玉子が行き渡るまで混ぜる。
③cの片栗粉を加え全体に行き渡ったらdのサラダ油を混ぜる。
※この状態で冷凍保存が可能です。
牛/豚/鶏肉の揚げ物用
スペアリブの揚げ物や酢豚等の料理用
分量
牛/豚/鶏肉 | 1000 | g |
aニンニク | 10 | g |
aセロリ | 10 | g |
a玉ねぎ | 10 | g |
a香菜 | 10 | g |
a生姜(中国) | 5 | g |
a人参(国産) | 20 | g |
a水 | 100 | g |
b重曹 | 4 | g |
b塩 | 7 | g |
b味の素 | 10 | g |
b上白糖 | 20 | g |
c溶いた卵 | 35 | g |
dベーキングパウダー | 15 | g |
d薄力粉 | 40 | g |
工程
①aの材料をミキサーでピューレ状にする。
②肉と①のピューレ、bの材料を合わせる。冷蔵庫で6時間以上漬け込む。
③漬け込み終わった肉にcの玉子液を混ぜる。
④dの粉類を混ぜる。
※③の卵を混ぜた状態で冷凍保存可能です。使う際は粉類を混ぜて揚げてください。
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