料理開発部長の雑記

料理のコツや外食産業で働く方たちへ役立つ情報

【簡単パン作り】捏ねいらず! 作業時間20分! フライパンで焼くちぎりパン

f:id:nakanobou:20200506144210j:plain

 

最高に簡単で美味しいパン作りを紹介します!

自宅で過ごす時間が多くなったので、パンを作ってみました。

わざわざ買い物に行かなくても、自宅にある材料で簡単にパンが出来ます。(イーストは普通ないかな?)

パン作りというと、バター入れたり牛乳を入れたりすることもありますが、余計なものを入れないほうが、美味しいし何より作るのが簡単です

 今回紹介するパン生地は、多加水(80%加水)の生地です。

今回のようなシンプルな配合だと劣化が早いのですが、多加水仕込みは翌日も硬くならずに美味しく食べれます。

じゃぁ、さっそく作っていきましょう。

 

材料

強力粉           200g

塩              4g

ドライイースト        1g

ぬるま湯(35℃位)     160g

粉は強力粉でもいいし、中力粉でも出来ます。

中力粉を使うとよりもっちりとした仕上がりになります。お好みで。

ドライイーストが少なめに感じますが、低温で長時間の発酵なのでこの位で十分です。

作り方

①水以外の材料をよく混ぜます。

加える際に、イーストと塩が直接当たらなようにしてください。イーストが死滅しちゃいます。

f:id:nakanobou:20200506133724j:plain

②一度に水を加える。

よく何回かに分けてって言われますが、今回は捏ねずにベンチタイムを取ることで水分が行き渡りグルテンが形成される方法を取っているので、気にしないで大丈夫です。

f:id:nakanobou:20200506134550j:plain

粉が見えなくなるくらいでOKです。

③ラップをして、常温で20分放置。

↓20分後、全体にしっとりしてきました。

下からすくって混ぜるように10回ほど混ぜてください。

その際生地をちぎってしまうと、折角形成されたグルテンが切れてしまうので、ちぎらないように混ぜて下さい。

f:id:nakanobou:20200506134724j:plain

④更に20分放置。

↓更にグルテンが形成されて伸びが良くなっています。

③と同じ作業をして、その後ラップをして冷蔵庫(出来れば野菜室)で一晩(8時間~12時間)発酵させてください。

f:id:nakanobou:20200506135311j:plain

⑤オーバーナイト完了。

翌日、発酵させておいた生地に強力粉(分量外)をまんべんなく振って、スケッパーを側面から生地の下に入れ、粉が付いた上面が下になるように生地を取り出します。

ここからは、室温で生地が柔らかくならないよう手早く作業します。

f:id:nakanobou:20200506135456j:plain

⑥分割

そのままフライパンに移してもフォッカッチャみたいに焼けますが、今回はちぎりパンにしていきます。

まずは、スケッパーで6つに分割します。(包丁でもいいです)

f:id:nakanobou:20200506140916j:plain

⑦成形

生地の綺麗な面が上にくるように丸めます。

f:id:nakanobou:20200506141150j:plain

⑧最終発酵

〈左画像〉発酵すると膨らむので、フライパンに少し隙間を空けて並べ、乾燥しないように蓋をして30分最終発酵します。

〈右画像〉30分後。だいたい2倍に膨らめばOKです。

室温が低い時は、フライパンを10秒ほど強火で炙ってください。

f:id:nakanobou:20200506142226j:plain

⑨焼成

弱火で8分、返して6分焼きます。焼き色が薄かったら強火にして綺麗な焼き色を付けてください。

f:id:nakanobou:20200506142949j:plain

⑩完成

焼き立ては中心部に水分が集まっているんで、15分位おいてからが食べごろです。

f:id:nakanobou:20200506144210j:plain

今回は具は入れませんでしたが、加える際は成型の工程で加えてください。

柔らか物(カレーとかカスタード等)を加えるときは一度冷凍すると包みやすくなります。その際は最終発酵を2倍に膨らむまで時間調整してください。

 

我が家では、オリーブオイルを付けて料理と一緒に食べることが多いです。

シンプルな味なので、どんな料理にも合いますよ!

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 

ぽちっとして貰えると嬉しいです。

 

www.kaihatubu.com

 

 

www.kaihatubu.com